3、4月は別れと出会いの季節。
タイで暮らしていて、駐在で来られているご家族とおつきあいをしていますと、年中、出会いと別れの挨拶をしているように感じます。
私にとってみるとすっかり当たり前になってしまってますが、息子も4歳になると、そのあたりに敏感になってきていて、いろんな戸惑いがあるようです。
送り迎えの車の中で、
「〇〇君、日本に帰ったので、もう幼稚園来てないよ。さみしいなぁ。」
そのように口にすることも増えてきました。
幼稚園からの月報にも、新しく入園するお友達と退園するお友達の名前が出ているので、我が家では毎回それについて話をする機会を持っています。
「今月は〇〇ちゃん、帰国するんだね。知ってる?」
この話題を振ると、それまで一心不乱にオモチャで遊んでいても、必ずこちらを振り返って、尋ねてきます。
「えー、なんで?」っと言って悲しそうな顔をします。
彼はタイで生まれて、これからもタイで育っていくことになります。
だから、日本人学校に通っている限り、これからも日本人のお友達を見送ることが増えていきます。
「晃は日本に帰りたい?」そんな意地悪な質問をしたことがありますが、彼は涙を浮かべて、「この家がいいから、帰りたくない!」と言います。
「息子が今、ここでしか経験できないことって何か? 」
深く考えさせらる毎日です。
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