先日偶然、林 修先生のYou tubeをみていたら、
「僕はできることしかやりたくない!」
そんなこと主張する若者に対して、林先生が話をしている場面があり、そのお話が興味深く、大変感銘を受けました。
人間誰しも、自分のやりたいことをやって、それでお金を稼いで、家族や仲間、社会を幸せにできたら最高だと思います。
しかしながら、
自分のやりたいことと、それが社会にとって価値のある事かどうか?
それって実際やってみないと分からないですよね。
いくらサッカーが好きで、プロサッカー選手になって、活躍したいと思っていても、
人を感動させるくらいの実力と実績がなければ、サッカーで食べていくことはできません。
文章を書く事が得意で、自分の好きな本を書いて、印税生活を目指していても、
自分の書きたい事が、世の中にニーズがないコンテンツであれば、これも売れませんからビジネスになりません。
スティーブ・ジョブズは、こう言っています。
本当に好きなことしか、続けられないと確信している。
何が好きなのか探しなさい、あなたの仕事にも恋人にも。
これはすごく納得させられますし、誰もがそのように生きたいと思います。
しかしながら、実際には、
「好きなこととできる事が一致して、大成功(社会に多大な価値を生み出して)できる人は少ない。」
夢を持つこと、夢に向かってチャレンジすること、それを否定するわけではない。
しかしながら、いつかは見切りをつけるタイミングもあるはずと。
林先生は語っておられました。
予備校講師として大成功を収められてますが、
実際のところ、
予備校講師は林先生にとっては「やりたくないこと」だったとの事。
しかしながら、「できる事、得意な事、世の中のニーズが高い事」だったのです。
(予備校講師をピンチヒッターでお手伝いすると必ず、来週からウチに来てくださいとオファーがあったとの事。)
社会人になっても、予備校講師の道へ進まず、
ご自身の投資会社を作って、「やりたいこと」に挑戦なされていて、
しかしながら、うまくいかず、借金が増えていく、、、、。
これ以上借金が増えると、返済ができなくなってしまう。
そんな理由から、「やりたいこと」に見切りをつけ、
「できること、社会から求められていること。」に取り組むようになったのです。
そして予備校講師として大成功、出版、テレビの世界でも引く手数多の大成功を収められておられます。
私はこの林先生のストーリーを聞いて、
「人から頼られて、自分ができることをしっかりとやって、(お役目、天賦の才を磨き)その道で進化をしていく。」
これを徹底して行っていこうと改めて思いました。
これはやりたいことに見切りをつけて、挑戦を止めてしまうというネガティブなことではなく、
私自身の理解としては、
挑戦を止めるわけではなく、
むしろ大きな夢を描き、それに向かって実践していくけれども、
自分の特性、価値、役割というものをよく理解し、磨き、
その上で、自分の大いなる夢の実現のために、仲間(いろんな天賦の才能、スキル、資金力などなど)と共に進んでいくことだ、と。
そもそも、ジョブズやウォルトディズニー達が描いた、途轍もない大きな夢は、
一人が好きな事をやるだけで達成できることではない。
夢に共感して、協力してくれる仲間がいなければ。
大きなことを成し遂げるためのきっかけは、
「自分のできることを知り、(人から求められていること)それに対して一つ一つ結果を積み上げていくこと」
そのように思います。
子供達にも、こういったことをしっかり伝えていきたいです。
ここでもナインコードによる「人の持つ天才」を知ることが役に立つなぁとしみじみ思いました。
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