いきなりですが、
クリティカルエイジって知っていますか?
苫米地英人博士の『0歳から5歳の幼児教育』を読んでいて初めて知った言葉です。
要するに、
「各器官の機能が最も発達する年齢のこと」
クリティカルエイジの期間内であれば、該当する機能の発達は簡単ですが、
その期間を過ぎてしまうと、機能の発達させることが難しくなってしまうというもの。
本書では、それぞれのクリティカルエイジについて以下のように書かれていました。
言語能力であれば、8歳から13歳
例えば、日本語、英語、中国語、タイ語などの言語を操る能力。
しかしながら、言語を操るための土台となる「音声の合成や認識についての能力」は、0歳から5歳くらいまでに決まってしまうということです。
この能力は、単語として意味を理解するという意味ではなく、「音素」として完璧に認識できるようになること。
この時期に様々な言語や音に触れさせる重要性が書かれています。
これは「音感」「リズム感」と一緒の領域です。
いわゆる「絶対音感」を身につけるには、この時期の過ごし方がとても重要になります。
この能力は4、5歳でも遅いということも言われていて、3歳までに集中して「ソルフィージュ教育」を受けさせることが重要とのこと。
この能力は大人になってしまってから身につけることは非常に難しいので、是非取り組んでいきたいと思いました。
タイミングとしても、ギリギリですので。
(私の息子は間も無く満4歳になります。)
運動能力に関しても言及されていましたが、これは特に特別なことは必要なく、
外で走ったり、泳いだり、自然な環境で遊んだりしながら基礎体力をつけることで十分とのことです。
子育てについては、私たち夫婦でも一番重要なテーマですので、本内容は大変興味深く読ませて頂きました。
私たち夫婦の子育て方針は、
息子が自我に目覚め、何かに興味を持ち、自主的に積極的に実践しようという気になった時、自然とそのための基礎能力が身についている状態にあり、その領域で突き抜けることが出来る可能性を維持してあげること。
例えば、
息子が小学校高学年になり、英語を本格的に勉強しようと思った時、なんだかよく分からないけど、英語のリスニングは自然と出来るし、ネイティブとスムーズに会話も出来る状態になっている。
(日本語でも、タイ語でもしかり)
中学生になってから、音楽活動をしたいと言い出した時、小学校1年生まで習っていた、ピアノやドラムの経験が蘇り、
(「絶対音感」を身に付けていた。)
演奏はもとより、深く楽曲の音の世界に浸ることができ、プロ並みの音楽活動をエンジョイすることが出来る。
幼少期の基礎体力作りが功を奏し、小学校高学年からサッカーなどの球技や、格闘技などで活躍できる。
幼少期から高いセルフイメージを持ち続け、音楽やダンスなどで、遊びながら表現能力を磨き、そのおかげで、対人コミュニケーションやプレゼンテーション能力が開花する。
などなど、、、、、。
将来、子供が効率的に教育を受けられるように、基礎的な訓練をしてあげること、
これは今しかできないことであり、私たちが息子にしてあげられる最大の貢献なのではと思っています。
(息子が嫌がることは、もちろん押し付けません。)
クリティカルエイジ、
文字通り期間が限られているからこそ、この時期にしかできないこと、よくよく考え、その中で何をしてあげられるか?
私たち大人のテーマだと思います。
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