おはようございます。
1月3日ですね。
三が日も本日で終わりです。
新年の余韻を感じながらも、心機一転、2019年を1日1日丁寧に過ごしていきましょう!
昨日、2019年の干支は「己亥(つちのと い)」であるというお話をしました。
干支のざっくりとした成り立ちまでお話ししましたが、
本日は「己亥(つちのと い)」の意味、そしてどのような年になるか考えてみたいと思います。
干支についてのざっくりとした説明はこちらの記事をお読み下さい。
↓
干支の関係性についておさらいです。
干支の「干」は「幹(みき)」であり、「根(ね)」であり
干支の「支」は「枝(えだ)」であり、「花、葉、実」であるとされています。
従って、
双方合わせて、一本の草木、生命体になります。
では、「己」と「亥」はそれぞれどのような意味があるのでしょうか?
●己
文字の語源から、糸のもつれを伸ばし、規律を正すことという意味が。
筋道をはっきり通す (戊の後を受けての、戊は茂ったもの剪定が肝要)」
糸のもつれを伸ばし、規律を正すこと
→前年の十干の『戊』を受けて、反省をし、規律を正しながら、学びを深めていく。
●亥
いろんなものを孕んでおる
産もうとしている
エネルギー、問題を孕んでいる
核エネルギー
何が発生するか分からない、爆発的な発生
植物が実となって、核を形成し、エネルギーを凝縮、蓄積している様子
万物が冬となって陰極まりて陽気が地下に根ざす
十二支の最後、時期を待つ時
→何かを生み出す爆発力が凝縮、蓄積され、秘められており、注意しながら時期を待つ時。
両方を合わせると、
己を反省し、規律をはっきりと正すこと、そして起爆性なエネルギーが蓄積されていることに注意しながらも、抱いた志を実現するために時期を待つ年
このように解釈しています。
干支の解釈は大変難しいため、語源をベースとしながらも、私が現在師事する信和義塾大學校創設者の中野博先生、そして東洋哲学、政治哲学、人物学の大家 安岡正篤先生の書物なども参考にしております。
どうでしょうか?
単に、猪突猛進で頑張ろうとか、怒らせると怖い人とか、そういう俗に言われるものといかに異なっているかが分かって頂けたと思います。
このように毎年の干支を自分自身で読み解くことが出来ることで、一年一年をより丁寧に、安全に、そしてアグレッシブに生きていけます。
『ナインコード』と合わせて、まさに人生の羅針盤と言えます。
先の安岡正篤先生は昭和戦後の時代から、昭和の終盤まで、歴代総理や政財界重鎮に対し、干支をはじめ、様々な東洋の叡智を指導なされていたとの事。
それだけ、干支學のような「時を読む學問」が政財界で重用されていたという事ですね。
十干十二支が60年周期という事もありますので、
60年前、すなわち1959年の出来事を振り返ってみれば、2019年のイメージも掴めてきます。
ちなみに1959年は下記のような出来事が起こってます。
キューバ革命
シャルル・ド・ゴールがフランス初代大統領となる。
NHK教育テレビの放送が始まる。
昭和基地に置き去りにしたタロとジロの生存確認
チベット蜂起
皇太子明仁親王(今上天皇)と正田美智子が結婚
IOC総会で、1964年の夏季オリンピック開催地が東京に決まる
シンガポールが独立
アラスカがアメリカ49番目の州となる
ハワイがアメリカ50番目の州となる
少年漫画雑誌「週刊少年サンデー」(小学館)と「週刊少年マガジン」(講談社)が創刊
「週刊文春」(文藝春秋)創刊
出典:亥年にあった出来事 https://eto.tringle.jp/event12i.html
一つ一つの解説はしませんが、革命や騒乱、大きな変化の始まりなどが起こっています。
キューバ革命、チベット蜂起、そして今上天皇と美智子様のご結婚などは本当に革命的な出来事ですね。
是非、あなたも色々と研究してみて下さい。
60年前、120年前の出来事であっても、その前後でその出来事がどういう意味を持っていたのかが分かれば、現代においてもきっと共通点を見いだすことができると思います。
時読みについては、まだまだこれだけではなく、さらに立体的ですが、今回はほんのさわりとしてお伝えしました。
折を見てまたご紹介できればと思います。
ご興味あれば、是非一緒に学んでいきましょう!
もう一度再確認です。
己を反省し、規律をはっきりと正すこと、そして起爆性なエネルギーが蓄積されていることに注意しながらも、抱いた志を実現するために時期を待つ年
2019年があなたにとって素晴らしい一年になりますように!
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