皆、誰にでも、振り返ってみると「あの出来事、あの行動、あの出会い」が人生のターニングポイントだったと気づくことがあるでしょう。
ターニングポイントを経て、人は学び、覚悟を決め、そのことがきっかけで、大きく器を広げ、チャンスを掴み、成長し、人生を好転させていきます。
それは今の自分を形作っているかけがえのないイベントなのだと考えています。
私のこれまでの人生の中にも、少なくとも3回のターニングポイントがあり、その度に新たな世界に足を踏み入れることを決意し、その世界で新しい経験を積み、新しいご縁を頂きながら、自分の人生を向上させようと、もがいていたように感じています。
「自分の人生このままでいいのか?」
人生のターニングポイントの少し手前には、いつもこの問いがありました。
初めの転機は今から17年前、23歳の時。
私がタイに移住を決めた時のこと。
海外勤務が会社人生の8割以上を占め、日頃から日本にいない私の父親が、たまたま当時、タイでのプロジェクトを遂行しており、その現場を訪れたことがきっかけとなり、タイと出会いました。
私の初めての海外旅行がタイ。
異国の地で周りは外国人ばかりという環境で、外国語を駆使してたくましく働く父親の姿が、とてもカッコよく見えたこと、そしてそこで出会ったタイの人々になんとも言えない、柔らかさを感じました。
海外で働いてみたいという気持ちと、そのよく分からない、タイの人の柔らかさと、それに対して自分がなぜか落ち着いてしまう理由を知りたくて、日本での就職をきっぱりと辞め、なけなしの70万円を握りしめてタイ行きを決断したのです。
今となっては随分と軽い気持ちの決断だったように感じるのですが、それが若さということだったのだろうと、当時を振り返ります。
その次の転機はそれから随分と後、35歳の時。
当時、東部タイにある椰子畑に囲まれた長閑な田舎の一軒家に住んでいて、そこにようやくインターネット回線が引かれ、繋がるようになってから、決意して始めた一つのブログ。
2012年1月、このブログをアメブロではじめました。
『タイ楽面生活』 金なしコネなし、スキル無しでも、海外で楽しく快適に生きる秘訣!
なんせ自宅でインターネットができるようになったので、嬉しくて何かを始めたい衝動に駆られていました。
もっと外の世界と繋がりたい、そんな想いも大きかったように思います。
松下幸之助先生は、「日常の全てに学びがある。」とおっしゃっていて、その言葉に倣って、日々の気づきを綴っていこうと始めたわけです。
そこには現地のローカル情報や、現在のメイン業務の一つでもある、不動産事業のベースとなる現地不動産情報も趣味の一環として結構真面目に綴っていました。
(自宅を建てた経験や、投資用コンドミニアムを購入した経験、当時のマーケット分析など)
立ち上げたブログがきっかけとなり、上記のような専門ブログも運営することになります。
先述の通り、本人はそういった情報に対して、「あくまで個人的体験に基づいた瑣末な情報」と考えていたのですが、
実際には、そういった情報にこそ、価値を感じて毎回楽しみに読んでくださる方、さらには私にビジネスとして不動産を紹介して欲しいという方も現れるようになり、
レムチャバン在住の田舎者でしかなかった自分が、その限定された世界ではちょっとした有名人となってしまうなど、思いもよらぬことが起こっていたのです。
ブログやFacebookを通じて、タイ、日本問わず、様々、これまでリアルに生活しているだけではあり得なかった方々とのご縁を頂けるようになったのがこの時期で、そのきっかけは一つのブログ媒体からの情報発信であったのです。
そして時は流れ、2015年末。
3度目の転機を迎えます。
新しい人生の幕開けとも言える様な経験でした。
不動産仲介やビジネスコンサル、サポートをメイン事業として行う一方で、父親として幼い息子との時間をできる限り確保し、ビジネスと子育てを両立させながら、ある程度落ち着いた日常を過ごしていました。
これからもこうして自分の身の丈にあった生活を維持し、時間の自由も確保しながら、私たち家族が幸せに暮らせるといいなぁとプチ満足に浸っていた当時。
適度に幸せで、特に不満も不自由もなかったのですが、強いて言えば、情報発信には付き物のデリケートな洗礼があり、情報発信を躊躇するようになっていたので、この辺りをどういう風にしてプラス転換していけるか?
どうすれば人は喧嘩しなくて済むのか?
人の考えが前もって分かっていたら、苦労はしないだろうなぁ。
そんなことを日々考えていました。
発信するのを辞めてから、気づいたら一年近く経過していました。
そんな折、ある学問と出会います。
その学問との出会いが、自身のセルフイメージ、在り方を大きく変え、これまで思ってもみなかったスケールで自身の生きざまが変化していく、、、。
そして、その過程で人生のターニングポイントには必ず生じる、このセントラルクエスチョンを自身に問いかけることになります。
「自分の人生このままでいいのか?」
それから、、、、。
ちょっと長くなりましたので、この続きは次回に、、、。
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