先日、車で高速道路で空港に向かっていた時の出来事です。
にわかに車が込みだして、何かと思ってると前方に黙々とただならぬ煙が!
『これ、こんな時期にこんな場所で野焼きじゃないよなー。』と
思ってはいました、やはりただ事ではなく、
建物が大炎上しており、消化作業の最中でした。
でも、なんで火事が起こっている下り車線でだけではなく、
僕らが走っていた上り車線も混んでいるのかなぁと思っていたところ、
火災現場のすぐ横を通り過ぎる際に理由がはっきりとしました。
それは、、、、、。
皆事故現場のことが気になって、右車線に車を寄せ、
のろのろ運転で横を見ながら火事現場を眺めているからです。
僕もたぶんにもれず同じ行動をとり、
ほぼ100%の人が同じ行動をとっていたと思います。
この出来事を見ながら、ダイレクトマーケティングの大御所ダンケネディが
何かのセミナーで言っていた言葉を思い出しました。
『事故は人の目を引くのです。』
ホントそのとおり。
渋滞はその事故そのものが引き起こしているのではなく、
そばを通る車両が事故を少しでも観察しようとのろのろと走ることによって
引き起こされているということを言っていました。
『人間は事故や事件が大好き』、
これは本能的なものだと思います。
新聞やテレビニュースでも過激な、刺激的な内容の報道がなされて
初めて読者や視聴者を集めることができるといいます。
幸せな、ハッピーエンドなお話だけでは広告も売れないし、
視聴率も部数も伸び悩んでしまうと。
不況だ、暴動だ、北朝鮮の脅威だ諸々の記事も事実を伝えてはいますが、
それ以上にいろんな思惑で構成させています。
映画やドラマ、小説や様々な広告にもこの辺のテクニックが練りこまれていますね。
何かを欲しいとか、見たいとか、気になってしょうがないとか思ったとき、
何が自分のフックにかかって、欲求を刺激されたのか、
いろいろ考えてみるとビジネスや営業のストーリー立てとか、
アイデアが浮かんでくると思うのです。
『えっ、なんなんだろう? 何が起こっているんだろう?』
このような本能を刺激する仕掛けを自由自在に操ることができたら、、、。
火事を横目に見ながら、
これをどう自分のビジネスに活かせていけるか、考えてみることは
人の心をつかむためのいいトレーニングになりました。
ネタは毎日の平凡な生活の中に転がってるものです。
何も自分で経験しなくてもいろんなことを妄想しながら、
多くのことを学んでいきましょう!
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