前回は新小学生になった息子が、まだ登校できておらず、4月からオンライン学習が続いているということについて書きました。
思った以上に多くの反響を頂き、子育て世代の方の共通の課題だということを改めて認識しました。
「心と思考に刺さりました。」と有難いお言葉も頂き、思い切って書いてみて本当に良かったです。
実は今のこの状況、私達大人はもちろんの事ですが、子供たちにとっても同様にかなり深刻な状況なのではと感じていました。
少し乱暴な言い方になりますが、これまでであれば、良くも悪くも、
学校に行ってさえいれば、先生が授業や学校生活を通じて、子供たちと関わってくれました。
(もちろん問題は山積みなのですが、ここでは触れません。)
私達親は、学校生活のことを先生や子供を通じて知り、
家庭では宿題として学習を行い、場合によってそのサポート(急かし役)を行います。
しかしながら、コロナという感染症の蔓延によって、物理的に学校に通うことができなくなってしまっている今、子供たちは家で、タブレットを通じて学習をするというスタイルになっています。
幼稚園児や、小学校低学年の子供が、それらのITツールを自力で全て使いこなすことはできませんし、完全自習というわけにはいかず、自ずと誰かのサポートが必要になってきますよね。
その役割は母親が担うことが多いのかと思います。
*我が家の場合、父親の私がやっています。
しかしながら、夫婦共働きの場合はどのように対応しているのか?
おじいちゃんおばあちゃんと同居していれば、彼らにお願いしているのか、はたまた近所の知人に頼んでいるのか?
自宅でリモートワークをしているお父さん、お母さんは、その合間を縫ってサポートしているのか?
みんな本当にどのようにしているんだろう?
一昔前、核家族化が進む前だったら、地域で子育てしていたので、地域の子供たちみんなまとめて、みんなで助け合いだったのだと容易に想像がつくのですが、
今やそういったコミュニティが残っているところは少数派でしょう。
この状況下で、一体どれだけの家庭が親も子どもも満足する環境を築くことができているのでしょうか?
いずれにしても、由々しき事態であることに変わりありません。
私がこの3ヶ月間、息子のオンライン学習に関わっただけでもいろんな葛藤がありました。
息子との対立もありました。
そちらについては前回の記事を参考にしてもらえればと思います。
『3ヶ月間息子のオンライン授業をサポートして気づいた恐ろしいこととは?』
核家族化が進んだ現代において、こうしてオンラインを中心に、学習を進めていかなければならない環境で、私達親はどうすれば良いのか?
これまでのように学校に預けておく形は、今後機能しなくなる可能性が高く、それが最適解だった時代はとうの昔になくなっている中、新たな環境作りが必要だと思っています。
いずれ学校は再開されるでしょうが、状況に応じて、休校にもなるでしょうし、このようにして子供たちが振り回される状況はあまりにも理不尽だと感じています。
この状況に如何にして順応していったらよいか?
とても重要な課題です。
こんなときこそ、同じ学校、地域のみんなで知恵と力を出し合って、子供たちのために頑張らなければならないと思っています。
こうして発信を再開したのも、まずは自分にできることを始めようと思い立ったからでした。
日々試行錯誤する中、上手くいったこと、いかなかったことをシェアしたり、
時には親同士、子ども達同士集まって話したり、一緒に遊んだり、
会うのが難しくても、オンラインで話をできる場所をつくったり、
何かとやれることはあるのではないかと思うのです。
人が集まることがなかなか難しい状況下、家庭以外で話をする場がなくなると、お母さんや、子供たちがストレスを抱えたまま孤立してしまう可能性も大きくなります。
そして周りから孤立している状況で、ストレスを和らげる術がないならば、ますます問題は大きくなり、取り返しのつかない事態に発展することも考えられます。
きちんとやらなければいけないと、まじめに取り組む人ほどストレスを感じやすいです。
ぐずる息子、課題をテキパキとこなせない息子を見て、大声を出して叱る。
自己嫌悪に陥る。
勝手に期待して、がっかりして、自分のことが嫌になって、それでもまた叱る、息子からさけられる、、、、、。
↑ちょっと前までの私。
完全に負のループにはまっていましたが、幸い私には子育てはもちろんのこと、頼りになる先輩たちがいて、その都度話を聞いてもらえる環境がありました。
学校からの課題が100%消化できなくても問題ないし、
(学校関係者の方が見ていたら、すみません。)
勉強に煮詰まったら、子どもの好きなアニメを一緒に見てもいいし、
ゲームしているなら、そのすがたを横で見ながら、色々ツッコミをいれてもいい。
勉強は中断してレゴや塗り絵などで気分転換してもいい。
私の場合は子供と一緒に公園で走り回るか、トランポリンを飛んで元気に体を動かしていました。
家に子どもの居場所がなくなってしまったら、本当に厳しい事になる。
子どもはどこに行けば良いでしょうか?
とにかく子供と楽しく過ごすことが一番だと思います。
そのためにもお母さん、お父さんが元気でなければなりません。
とまあ、色々と書いてきましたが、この状況を嘆いていても何も変わりません。
「コロナのおかげで」と発想の転換で日々過ごしていければ、良い知恵も浮かんで来るのではないでしょうか?
私も自分のできること、粛々とやって行きたく思います。
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