チャレンジ精神の高い子供に育てる「褒め方」とは?
当たり前のことですが、子育ては「子育て」と言い、「子教え」とは言いません。「育てる」ということは、子供の中にある能力を引き出し、伸ばすということ。
教えるとは世の中の様々な知恵や知識、処世術などを与えること。
世の子育ては親の価値観や経験、知識を「教える」事ばかりになってしまっているような気がします。
「褒めて伸ばすこと」子育ての基本だと思います。
さて、褒め方の効果について、心理学者C.ミューラーとC.デュエックによる興味深い実験結果があります。
まず、子供達に簡単なテストを受けてもらい、成績に関係なく「80点以上だった」と伝えます。次に彼らを3つのグループに分け、異なる対応をします。
(1)「頭がいい」と能力を褒める。
(2)何も褒めない。
(3)「よく頑張ったね!」と努力を褒める。
その後、2回目のテストをすることを伝え、
その際、「1回目と同程度の易しいテスト」または「1回目よりも難しいが、挑戦しがいのあるテスト」のうちいずれかを選択してもらいます。
その結果は、、、。
(1)の能力を褒められた子のうち35%が難しいテストを選択。
(2)の褒められなかった子のうち55%が難しいテストを選択。
(3)の努力を褒められた子のうちなんと90%が難しいテストを選択。努力を褒める。
これがポイントのようです!
追伸
しかしながら、ただ褒めればいいというものではありません。
(褒めるのとおだてるは違います。)
しっかりと子供の話を聞いて、成果を見て、子供が何を求めているかを理解した上で、心のそこから認めてあげるような褒め方をする。
テクニックでは子供は簡単に気づいてしまいますから、そこには注意して、しっかりと寄り添っていきたいと思います。
簡単なようで、なかなか難しいですが、挑戦していきましょう!
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